地震対策グッズや方法を再確認!南海トラフや宮城県沖地震に備える
本日もまた地震が発生しました。
4月25日 13時10分頃「京都南部」で最大震度4の地震が発生。
今回の地震では大きな被害もなく津波の心配もないとの事ですが、日本では3月中にマグニチュード4以上の地震が195回も発生しています。
いつくるか分からない地震に備えておくことは、自分や大切な人たちを守る為にもとても大切なことです。
いざというときに慌てない為に準備しておいた方がいい事や、日頃から習慣にしておくべきことをまとめましたので、参考になりましたら幸いです。
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もくじ
日本のどこかで毎日地震は起きている
日本には地震の原因となる「プレートがぶつかる場所」が多いので日本のどこかで、ほぼ毎日、全国のどこかで地震が発生しています。 マグニチュード6をこえる大きい地震も、2010年から2019年の10年間で263回も起きています。
最近起きた震度5以上の地震といえば福島県沖です
4月19日(火)8時16分頃、福島県中通りを震源とする最大震度5弱を観測しました。福島県中通りの深い位置でこの規模の地震が起きるのは、1993年以来29年ぶりのことです。
今回のように地中約100km前後の位置で起きる地震は珍しく、原因として太平洋プレートの沈み込みによる力が関係しているとと予測されます。
3月16日に福島県沖で発生したM7・4の地震とは震源が離れているので影響はないと考えられていますが、用心するに越したことはありません。
今回の震源周辺の地域はもともと地震が起きやすい地域なのですが、2011年に発生した東日本大震災の影響で地震活動が活発化しています。今後しばらくは同程度の強い揺れに警戒する必要があります。地震に備えた屋内の対策もしておきましょう。
宮城県沖地震が今後30年以内に発生する確率が「70%〜80%」に引き上げられました
今年の1月に「宮城県沖地震」が今後30年以内に起こる確率が「60%~70%」から「70%~80%」に引き上げられました。政府の地震調査委員会は、毎年1月に各地で想定される大地震の発生確率を見直し公表しています。
宮城県沖地震は、これまで平均して38年前後の間隔でマグニチュード7クラスの地震が繰り返し起越しています。陸に近いところで起こるので、揺れが強いのが特徴です。
忘れられない記憶として残っている11年前の東日本大震災ではこの領域もずれ動いていますが、地震後の地殻変動のデータからすでに次の地震のサイクルに入っていると考えらています。
11年前に起きた地獄のような巨大地震がまた来るとは思いたくありませんが、自然世界では私たちの予想外のことが起こります。宮城県沖は地震が起きやすい場所だということを忘れずに引き続き、地震に備えていかなければなりません。
南海トラフ地震も今後30年以内に発生する確率が「70%〜80%」と予測
主に東北から関東方面に影響を及ぼす宮城県沖地震に対し、愛知県から宮崎県に面する南側の海域にあるプレートが引きづりこまれることで起きる「南海トラフ地震」は日本列島の西側の地域に壊滅的な影響を与えると予測されています。
これまでに南海トラフ地震はだいたい100~150年間隔で繰り返し発生していますが、前回の南海トラフ地震から70年以上が経過しているため、次の南海トラフ地震発生の予測確率が高まってるのです。
もし南海トラフ地震が発生した場合も関東大震災のような大津波が来ると予測されており、津波による死者は最大で約23万人、救助を要する人は最大で約4万人と想定されています。
国土交通省がこういった大地震に備え各対策の推進に全力で取り組んでくれていますが、私たち一人一人が日頃から防災グッズの準備や心構えを意識する事で少しでも被害を減らせることが出来るかもしれません。
これだけは揃えておきたい防災グッズ
みなさんは持ち出し用のリュツクサックを準備していますか?地震は時間に関係なくやってきます。もし就寝中だったとしたら、人は起きてすぐにパッと行動に移せないものです。
そんなときにこそ持ち出し用のリュックがあれば、それを持ってすぐに避難することができるのです。準備をしておくことはとても大切な事です。
持ち出し用リュックに準備しておくもの
飲料水、食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
※人数分、3日分用意しましょう。そのまま食べれるものが便利
貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
※小銭があると便利
救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
※日頃から飲んでいる薬や、常備薬もあると便利
ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手、缶切り、ライター、ナイフ
※地震の際は建物が崩れている場合があるので頭を守るためにあると安心
懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
※大きな地震の場合は復旧作業にも時間がかかるので予備の電池はあった方がいいです
衣類、下着、毛布、タオル、生理用品
※忘れてしまいがちですが女性の場合は生理用品も準備しておくと安心
洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ、ポケットティッシュなど
※乳児のいるご家庭は、ミルク・紙おむつ・ほ乳びんなどの準備も忘れずに
※今はそのまま飲ませられる缶ミルクがあります。作る手間がないので便利
45Lのゴミ袋、ビニール袋、アルミシートなど
※ビニール袋はかさばらず持ち運びに便利で、雨風をしのいだり暖をとったりできます
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家の中の安全を確保するためにしておくこと
家具の下敷きになって命を落としたり、大けがをしないために家具の配置や、転倒防止措置をしましょう。
- 家具は留め具などで固定
- 窓ガラスや食器棚などのガラス部分には飛散防止フィルムを貼る(カーテンを閉めておくだけでも効果あり)
- 家具の開き扉には留め具を取り付ける
- 棚に物を置く時には落下して危険なものは下の方に配置する
- 家具が倒れたときに出口をふさがないように家具を配置する
災害時に備えて備蓄しておくと助かるもの
- 飲料水…一人1日3リットルを目安に、3日分を用意
- 食品…ご飯(アルファ米など一人5食分を用意)、ビスケット、板チョコ、乾パンなど、一人最低3日分の食料を備蓄するのが目安
- 下着、衣類
- トイレットペーパー、ティッシュペーパーなど
- マッチ、ろうそく
- カセットこんろ
※飲料水とは別に、物を洗ったりトイレを流したりするための水も必要。日頃から水道水を入れたポリタンクを用意しておいたり、お風呂の水をいつもはっておくことを習慣づけておくと安心です
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安否情報の確認方法を家族で決めておく
家族が別々の場所にいるときに災害が発生したときの避難場所や安否確認方法を決めておきましょう。携帯を持っていても災害時は繋がりにくくなります。「災害用伝言ダイヤル(171)」や携帯電話のインターネットサービスを利用した「災害用伝言板」などのサービスを利用しましょう。
災害用伝言ダイヤル(171)
大災害発生時、被災地内の電話番号に限り利用可能なサービスとして、局番なしの「171」に電話をかけると、音声ガイダンスに従って安否などの伝言を音声で録音することができます。被災者の家族等が全国どこからでもその伝言を再生し安否を確認できたり、被災者に対する伝言を録音したりすることができるサービスです。一般加入電話や公衆電話、一部のIP電話から利用できます。
災害用伝言版
携帯電話のインターネットサービスを利用して被災地域の方が自分の安否を文字情報によって登録することができるサービスです。
大災害発生時には、携帯電話各社のポータルサイトのトップメニューに「災害用伝言板」へのリンクが表示されます。登録された伝言は各社の携帯電話やパソコンなどで、電話番号をもとに検索することで閲覧することができます。
※防災週間(8月30日~9月5日)の期間中はサービスの体験利用ができるので試しておくといざというとき安心です。
※防災週間期間中のほか、毎月1日と15日、1月1日~3日、防災とボランティア週間(1月15日~21日)も体験利用できます。
家の中や外出先で災害が起きてしまった時の身の守り方
大災害が起きたときは、みんな自分の身を守ることで精いっぱいです。自分の身は自分で守る術を知っているといざというときに慌てずにすみます。
家の中
- 座布団などで頭を保護して大きな家具から離れる
- 丈夫な机の下などに隠れる
- あわてて外へ飛び出さない
- 火事が発生した場合には可能ならば火の始末
- 火元から離れている場合は無理して火元に近づかない
就寝中
- 枕元に防災リュックを準備しておく
- 靴下やスリッパを枕元に準備する
- すぐに靴をはいて逃げられるよう玄関に運動靴を出しておく
商業施設
- 施設の誘導係員の指示に従う
- 頭を保護し揺れに備えて身構える
- あわてて出口階段などに殺到しない
- ガラス製の陳列棚や吊り下がっている照明などの下から離れる
エレベーター
- 最寄りの階で停止させ速やかにエレベーターから降りる
街中
- ブロック塀や自動販売機など倒れてきそうなものから離れる
- 看板や割れた窓ガラスの破片が落下する恐れがあるので建物の周囲から急いで離れる
山やがけの近くにいるとき
- 落石やがけ崩れが発生しそうな場所から急いで離れる
自動車の運転中
- あわててスピードを落とさずハザードランプを点灯させながら徐行
- 周囲の状況を確認して道路左側に停車させる
- エンジンを止め揺れが収まるまで車内で待つ
- 揺れが収まったらドアをロックせず、キーをつけたまま車外に出て避難する
電車・バスに乗っているとき
- つり革・手すりなどにしっかりつかまり車外に投げ出されないようする
- 車掌または誘導員の指示に従う
津波警報・注意報がでたとき
- 海岸近くにいるときに、強い揺れを感じたり・津波警報・津波注意報を聞いたときは、すぐに高台などに避難する
- 旅行や出張中など地理に詳しくない土地では「津波避難場所」マークや「津波避難ビル」マークを目印にただちに避難する
- 指定された避難場所であっても津波は予想を超えて襲ってくることがあるので、状況に応じ各自の判断で避難する
- 津波は河口から川の流れに沿って上流側にも追いかけてくるので、川の近くにいるときは流れに対して直角方向に素早く避難する
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まとめ
- 日頃から食料や持ち出しリュックなどの準備
- 家族で避難場所や安否確認の方法を話し合っておく
- 慌てずに落ち着いて行動する
災害時はパニックになりやすいですが、日頃から災害時の行動を確認したり、必要な物を準備しておくことで落ち着いて行動をすることが出来ます。
子供さんがいるご家庭では、たまには災害の事を話題にして子供たちにもいざというときの行動について繰り返し伝えておくことで子供たちの記憶に残るので、落ち着いて行動が出来るのではないでしょうか。