2022/08/07

ウサギの繁殖力はヤバイ「1年中交尾・出産/重複妊娠」できる？飼うときの注意事項も！

神奈川県で30代夫婦が飼育していたペットのウサギ2匹がわずか2年足らずで200匹以上に繁殖し、飼い主から相談を受けたというニュースが飛び込んできました。

相談を受けた県の担当者やボランティアの方も「今までこんな相談を受けた経験がなく、ウサギに詳しい職員は限られて現場も混乱している」と困惑していたようです。

確かに、今まで聞いたことはありませんよね。それに、ウサギの繁殖力がこんなにスゴイなんて知りませんでした。

気になったので調べてみることに。

衝撃の事実が分かりましたよ。これからウサギを飼う予定の方にはぜひ見ていただきたいです。

ウサギの繁殖力はヤバイ？

今回、相談をした夫婦は、2020年8月から9月にかけてウサギ２匹を県内のペットショップで購入して、室内で飼育。

そしたらなんと！1年で約100匹にまで増えてしまったそうなんです。

この夫婦は、その後も室内の一室でウサギを飼い続け・・その結果、さらに1年後には200匹に増えてしまい・・・県にSOSを求めることになったようです。

もう少し早くどうにかできなかったのかな？とも思いますが。

ウサギは、この世のあらゆる生物の中でも簡単に妊娠できる動物なんだそうです。

理由は「野生のウサギはいつも捕食者に狙われているので、たくさん子供を産まなければ絶滅してしまうため」と考えられています。

ウサギは1年中交尾・出産できます。驚きなのは「妊娠期間がたったの1ヶ月」ということ。

1回の出産で4から8匹子ウサギを産み、最大年6回出産できます。しかも、出産した日に交尾して続けて出産することが出来ます。

ウサギは「交尾排卵動物」と呼ばれるもので、交尾の度に排卵します。

なので、妊娠できる確率が非常に高く、健康体ならほぼ百発百中で妊娠できると言われているんです。

生まれた子ウサギは、4ヶ月で出産できるようになるので、オスとメスを一緒に飼うとあっという間に増えていきます。

ウサギは「重複妊娠」できる動物です。

重複妊娠とは、妊娠中に新たな交尾によって重ねて妊娠することです。

なんでこんなことが出来るのかというと、ウサギは子宮を2つ持っているからなんです（重複子宮）。

左右にある子宮は、それぞれが膣に開口しているので、妊娠することが出来るんですね。

衝撃の事実が分かったので、ウサギを飼うときの注意事項をまとめます。

オスとメスを一緒の空間で飼うと、すぐに妊娠してしまいます。（目を離した隙に、30秒程度の短時間で交尾を終えます）特に兄妹（姉弟）が交尾をしてしまった場合、人間と同様で奇形児を出産してしまうリスクもあるんです。

どうしても飼いたいときはゲージを分けましょう。部屋を散歩させるときも1匹づつにした方が安心です。

ウサギはとても縄張り意識が強いので、ケンカをした場合、弱いウサギは逃げ出すこともできず、攻撃を受け続け最悪の場合、死に至ることもあります。

相性がよければ同じ空間で飼っても大丈夫ですが、相性が悪い場合はストレスになってしまいます。

複数のウサギを飼育するときは、性別にかかわらずケージは分けてあげた方がいいようです。

どうしても一緒に飼育したい場合は、避妊・去勢手術も考えてるなど対策が必要ですね。

動物を飼うときは、一通りその動物のことを調べ理解した上の方が良さそうです。お互いのために・・。